2009年7月6日月曜日

16. 「定規」

たこぶからのお題は「定規」ですか。

定規といってまず思い浮かぶのが、三角定規、三角定規といえばやはり「青い三角定規」でしょー(^oo^)
きみはっ、なにをいまっ、・・・・この歌が大好きやったなぁ。青春ドラマシリーズ、全部見てたんちゃうかなぁ。あんな学園生活にあこがれてたけど、現実の自分の生活は、ドラマとは程遠く(^oo^;)(^oo^;)

さて、定規について書くのを記念して・・・というほどのことでもないのですが、わが家にある定規類を集めて写真を撮ってみました。


こうやって集めてみるといっぱいあるなぁ。自分で買ったのではなくて、どこかでもらったもの、誰かにもらったものも半分以上。この中で自分で買ったのは、右から二つ目と三つ目の透明のやつと、その隣のブルーのが二つ。それから左から三番目と四番目のシルバーのです。シルバーの横のブルーのは青いビニールテープを使った自作。


定規をウィキでひいてみると、「線分や曲線、角を引くときに用いる文房具である。また物を切断する時にあてがって用いる」とあります。ここで気がつくのですが、長さを計るものではないのかってことです。もっと読んでいくと、「定規」と「物差し」は違うとあります。定規は上記のように線をひくときや、ものを切断するときにあてるもの、で、物差しが長さなどを計るときのものなんだって。知らんかった。混同して使ってたなぁ。

次に思ったのが、コンパス。コンパスって定規に入るんかな。円い線を引く用具だから、やっぱり定規に含まれるかな。小さいときから、コンパスってすごいなって思ってました。直線とかなら、本の端や、板切れの端を使って定規を代用できるけど、まん丸の線が描けることがとにかくすごいぞって思ってました。鉛筆の芯みたいなのをはめるタイプや、鉛筆そのものをはさむようになってるタイプがあったし、それから、小学校とかの授業で、先生が黒板に書くために、チョークをはさむタイプが出てきたときは、かなり興奮したなぁ。そういえば、三角定規とかも黒板用にお化けみたいなでかいサイズのがあったな。あれはすごかったな。


私、昔、定規にはこだわりがありまして。だから、上のようにいっぱい集まってるのかもしれません。理由は、この定規の機能である、線をひくためでも、切るときにあてるためでもなく・・・・。私の仕事に関係してます。大学を中退して入った会社が、デパートの中の部署でDM発送を請け負う会社。外商や状業員家族、その他の売り場(紳士服・婦人服・文房具など)の顧客名簿を管理し、催しに応じて名簿から必要な人を抽出して、DMを発送するというようなことをやってました。私は入力部門に配属され、辞めるまでの数年間(正社員・パートなどを含めると10年ぐらいは働いてたかもなぁ)、来る日も来る日もタイピングの毎日でした。

私が入社した頃は、まだパソコンがない時代。私たちの仕事はキーパンチャーと呼ばれ、昔のSPレコードぐらいの大きなフロッピーにデータを入力してました。1レコードにつき半角の文字が80文字入るタイプと128文字入るタイプがあり、その後256バイトのが出てきたときは、ほーって思ったもんです。

その頃は、端末機と呼ばれるブラザー製の入力専門の機械に、ガッチャンってフロッピーを入れて、漢字変換もなく、文字はすべて今でいう半角。数字、英字、カタカナ、その他の記号が入力できました。私たちの仕事は、顧客名簿の管理だったので、入力していたのは、お客様番号、住所、名前、その他のお買い物データなど(買い物してくださった日付など)やったかな。今と同じ形のキーボードで、日本語を入れるときは、選択の余地がなく、カタカナ。変換ができない直接入力だから、今のようにローマ字入力は存在しなくて、すべての人がカナ入力で入れるしかなかったのですな。その経験があって、今でも私は、英語を打つときはアルファベットの配列を指が感じて、カナを打つときはカナの直接入力しとります。

でかいフロッピーにほんのちょっとしか入ってないデータをいちいちコンピュータルーム(でかい一部屋全体が一個のコンピュータやった)に持っていった時代から、パソコンが出来て、通信の面でも、パソコン通信からインターネットに・・・。時代の移り変わりってのはすごいなぁ・・・とつくづく思いますな。

あれ・・・いつの間にか入力の話が中心になっとるやん(^oo^;)


私がなんで、定規にこだわりがあるかというと、入力するときに必須だったからです。私たちキーパンチャーは、コンピュータから出力されたリストをひたすら上から下へ入力していくというパターンが多かったんですね。あるいは、修正がある分だけ、朱が入った部分だけを入力するとか。このコンピュータの用紙が横に長い! 左端から右橋まで同じ行を人間の目で追い続けるのには限界があって、途中から隣の行にうつってしまいます。そんなときに定規くんが大活躍するのです。入力している行の下に定規をあてると、少々リストから目が離れてもまた目が戻ったときに、さっきのデータに正しく戻ることができます。

で、どんな定規でもええってことないんです。まず、すべらない素材。これ大事。紙の上に置いて、自分でかってにすべっていく素材はあきません。なので、上でいう右側の長い方のブルーのがいいのです。一部がゴム素材になってて、すべらない。でかい紙のリストのときは、このタイプを愛用しとりました。隣の透明なのは、でかい紙なんだけど、数字だけの入力のとき。数字は右手だけで入力できるので、左手がヒマ。左手はずっと定規を持っておける。でもって、数字だけのデータはあっという間に一件の入力が終わり、下のデータにドンドン移動したい。そんなときは、透明な方が、現在入力しているデータを見ながら、目の端で次のデータを見ることができて、打ち進むのがスムーズになり、スピードがあがるのです。

左側の短いのでは、シルバーのアルミ素材とかのが好きでした。これもすべらないから。幅が狭いデータのときに、活用してました。

入力の仕事を終えて、ここ最近では、英語の勉強をするときに活用してます。ペーパーバックなどの本の英文をPCに入力していくとき、入力している行に定規をあてると正確度が高まります。あと、英語の原書と日本語の訳書を比べる時も、両方に定規をあてながら進んでいくと、こっちの本、あっちの本と目が移動するときに、しんどくないのですな。翻訳の講座を受けていたときも、翻訳している本にあててました。でも、このシルバーの定規でも、文庫本のように小さな本だと、紙面が大きく傾いて、すべり落ちることが。それと、紙面のカーブと定規の線が合わずに見にくい。それで手作りしたのが、青いビニールテープのもの。しっかりめの紙を細長く折って、そこにビニールテープを貼り付けただけなんだけど、これがなかなかのすぐれものです。紙面に沿ってうまくカーブしてくれるので、一行ずつゆっくり翻訳していくときとかに、うまく固定してくれていい感じです。



うーん・・・・。定規のことで、めちゃ語ってしまったけど、普通の人たちには興味もなぁんにもないことかもしれんなぁ(^oo^;)まっ、ええか。定規、こだわってるのです。わたくし。こういう人間もおるってことで。っていうか、文房具が好きなんですな。文房具やさんに行って、何も買わなくても、いろんな製品をふーん、ほーって見てるだけで幸せ感じますねんっ。


ってことで、そろそろたこぶにバトンを渡そう。
夏のバカンスの季節ですなー。たこぶが「旅」について何を思うのか知りたいかな。書いてもらおう。

ではでは
たこぶ、コレ書いて~(^oo^)

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